そんなのよりも子供が健やかに育つこと、親が肉体的・精神的余裕を持って子どもに接することの方が大切。合理化できるところは合理化し、分担できるところは分担し、がんばりすぎず適度に力を抜いてやっていった方が、子供にも良い影響があるんじゃないかと思っています。Lagom är bäst. 実際に、親の精神状態や表情に子供は敏感に反応しているなあと実感します。私が余裕がない時は子供も不安そうな顔をしていたり。だから親の私たちもなるべく日々の育児をハックして楽しむよう心がけてます。
スウェーデンは育児に関しても合理的な考え方が多くみられ(もちろん個人個人ではいろいろな考えを持った人がいますが。いわゆる「自然派」も存在するし)、両親による分担育児も一般的なので、その点ではめんどくさくなくてありがたい。
たとえば離乳食。参考にしようと思って日本の離乳食の本を買うと、手作り前提で色々ときめ細やかにアドバイスが書かれていることに驚きました。スウェーデンでも、もちろん手作りする人もいますが、BVCの保健師さんや他の親の話を聞いていると市販のベビーフードを与える人が多いようです。私の知る限り、小さいスーパーでも必ずベビーフードのコーナーがあります。育児雑誌で、ベビーフードの原料として使われている食品は大人向けの食品よりも残留農薬などの基準が厳しいので、手作りよりもむしろ市販のベビーフードの方が安全、という趣旨の助産師執筆記事も目にしたことがあります。少なくとも、離乳食を手作りしないことが問題視されるような空気は皆無です。
私もいろいろありまして途中から「手作りなんてやってられない!」となり、その頃からほぼベビーフード。そんなわけでこれまでに各メーカー試してきました。フルーツが使われているおやつ(mellanmål)系はともかく、昼と晩に食べさせるごはん(måltid)系の瓶詰めベビーフード(burkmat)に関しては、子供の好き嫌いもあったりして特にいろいろ買いました。誰得?という気もしますが、以下ではそんなスウェーデンのburkmatについて、たまたま家にあったものの写真を織り交ぜつつ、メーカー別に個人的感想など書き留めたいと思います。