コロナ下でレストランやバーの営業や酒類提供に制限が加えられたことから、レストランやバーへの販売に頼っていた多くのマイクロブルワリー(小規模醸造所)が売上を大幅に失い、戦略転換を迫られました。拡大した家飲み需要に合わせ、酒屋での販売を拡大するだけでなく、低アルコールビールの醸造所直売やスーパーでの販売など、新たなチャネルを開拓して生き残ろうとしています。
確かに最近は、酒屋だけでなくスーパーで取り扱われているビールの種類が増えた気がします。マイクロブルワリーの製品を見かける機会も増え、私も以前より積極的にスーパーでビールを買うようになりました。平日に食中酒として飲むには低アルコールの軽い感じのビールが都合良かったりするんですよね。
例えばドイツ系スーパーLidlは、スウェーデン国内のマイクロブルワリーのビールの取り扱いに力を入れ始め、詳しい紹介ページまで作っています。
Ölsorter från svenska mikrobryggerier | Lidl.se
PoppelsやBeerbliotekなどヨーテボリの有名どころに加え、各地の素敵ブルワリーが!私の家に近いLidlでは、ビール売り場にsvenska mikrobryggerierコーナーが設けられていて見つけやすかったです。冒頭の写真もLidlで買ったビールです。
Icaなど他のスーパーチェーンも、店舗によっては品揃えが充実しているところもあります。たとえばストックホルムの私の近所の小さいIcaはほとんど置いてない一方、コロナ前ですが1年半前くらいにヨーテボリのMajornaにあるIcaに行ったら低アルビールコーナーの充実ぶりに興奮しました(下の写真)。普段スーパーの棚を撮影する趣味なんてない私が、このときばかりはつい撮影してしまったほどです。