ついに夏がやってきた(?)ので、公共交通機関の船に乗って楽しめる夏のヨーテボリの水辺・島について、控えめに力説してみようと思います。運河内や群島など波が穏やかなところばかりで、私のような激しく船酔いする体質であっても楽しめます。
船でヨータ川を横断(Älvsnabben)
そこで活躍するのが、両岸のいくつかの船着場を結ぶ渡船Älvsnabben。バスやトラムと同じチケットで乗れ、しかも一部の船(StenpirenとLindholmenを平日のみ往復するÄlvsnabbare)は無料になっています。自転車も載せられます。前述のように私は地元玄界灘の外海に漕ぎ出すとわずか数分で酔ってしまうという救いようのない船酔い体質ですが、もちろんここは玄界灘とは比べ物にならないほど波が穏やかなので、この船に乗ってて船酔いしたことはありません。
地元民の足として利用されている路線ですが、水上から街やクレーンなどヨーテボリならではの景色を眺めることができるので、旅行の移動にもいいと思います。私も、ヨーテボリに行った時はたいてい移動を兼ねてこれに乗って屋上の席に座り、プチクルーズ気分を味わっています。
南諸島(Södra skärgården)行きの渡船
なお、南諸島の各島では基本的に車が走れないため、住民は大きな荷物入れ付きのバイク(原付?)や自転車に乗って島内を移動しています。以下はそんな島の一つ、Brännöののどかな風景です。Saltholmenの船着場から渡船で約15分で渡れ、島のメイン通りは徒歩1時間ちょっとで往復できて、カフェやレストランや海水浴場もあり、日帰りで訪れるのにちょうどいいです。クリックすると少し大きめの写真になります。
北諸島(Norra skärgården)行きのバス・フェリー
北諸島へは、本土側のLilla Varholmenという船着場から黄色いフェリーに乗ります。フェリーはHönöという島とBjörköという島にそれぞれ出てます。中央駅のバスターミナルから、バスごとフェリーに乗る路線も出ています。なお、この北諸島と本土を結ぶフェリーは、交通庁による運行で道路扱いになっているため、乗船料金は無料。自転車はもちろん車やバスも載せられるので、実際はバスよりも自家用車やレンタカーで訪れる方が便利だと思います。
Sommartrafik från Stenpiren till Hönö Klåva
- Västtrafik:ヨーテボリ市のあるVästra Götaland地方の公共交通の運行会社のサイト。今回紹介した連絡船やバスのタイムテーブルも全てここで調べられます。
- Göteborgs skärgård(Officiell besöksguide Göteborg - goteborg.com):ヨーテボリ公式観光サイト内の南諸島・北諸島情報紹介ページ。