主にヤギ乳、ヒツジ乳、牛乳でできているこのハロウミチーズ、融点が高いためフライパンで焼いても溶けずに焦げ目がつきます。生でも食べられるそうですが焦げ目がおいしいので私はいつも焼いて食べています。食感はチーズにしては硬めで噛むとキュキュっとします。塩水に漬けられた状態で売られているのでちょっと塩気が強めです。
スウェーデンのバーガーチェーンでは、ハンバーグの代わりにこのハロウミチーズを挟んだバーガー(halloumiburgare)を提供しているところも多いです。私が食べたことがあるのはMax、Burger King、Frassesのハロウミバーガー。バンズがブリオッシュな上にマヨネーズが多めで最も「食べた!」感があるのがMax、kingバージョンとjuniorバージョンとsourdoughバージョンがあってjuniorだと群を抜いてお手頃なのがBurger King、白パンであっさり味なのがFrasses(写真)といった感じでしょうか。
ちなみに、今年初めにハロウミチーズのスウェーデン版として「エルドオスト(Eldost, eld=炎、ost=チーズ)」というチーズが商標登録され、少しずつ販売されています。「ハロウミ」という商標が保護されている関係でキプロス産でないとハロウミと名乗れないことから、スウェーデンの乳製品生産者団体がスウェーデン産の類似チーズの商標としてエルドオストを登録したのだそう(参考:LRF mediaの記事)。現時点では小規模農場が生産・直売しているケースが多いようで農家の直売マーケットでも最近見かけますので、これから広がってくるのかもしれません。
また、買ったことないのですがICAやCoopでgrillostという商品もあり、これらもハロウミに似ているようです。