- 語学系:何語使う?
- 気候系:寒いの?オーロラ見た?白夜?
- 食事系:何食べてるの?主食は?
- 髪系:美容院どうしてる?(→どうしてるかこの記事に少し書きました)
他はだいたい決まった答えがあるのだけれど、スウェーデンの主食については毎回ちょっと表現に迷う。ネットで探すと日本語では「スウェーデンの主食はじゃがいも」と言い切っているサイトが多い。確かにじゃがいも料理は多いし食べ方もいろいろある。まるごと茹でる、マッシュポテトpotatismosにする、切ってオーブン焼き、グラタンの具、ポテトフライ、キューブ状にしてpyttipanna、子供大好きpotatisbullarなどなど。夏至祭やクリスマスなどの祝祭日の食事にも欠かせないし、出回っている品種も幅広い。もちろん主食と言って差し支えはないだろう。
でも、同じくらい小麦・ライ麦・オーツ麦などの麦系も一般的だと思う。パン(柔・硬)、ピザ、パスタ、オートミールのおかゆ、pannkakaなど。ホテルの朝食やレストランのランチのサラダビュッフェには硬いパン柔いパン両方あることが多い。いやピザとパスタはイタリアンやろと言われるかもしれないけど、手軽に作れたり冷凍食品の選択肢もあったりで食卓への登場頻度は高い。ピザにいたっては、ケバブピザとかいうおよそイタリア料理とはかけ離れた代物まで存在し独自の発展を遂げているし、そこらじゅうにピザ屋があって元日や夏至祭の後など皆が飲みまくった次の日とか休みの最後の方はピザ屋の売り上げが増えるというし、私の元同僚など周囲の人だけかもしれないが週末になると自家製ピザに情熱を傾ける人もちらほらいるし(私も実は沼にはまりかけている)、意外と主食っぽいのだ。それに以前の記事にも少し書いたけれど、スウェーデンは小麦・ライ麦・オーツ麦などを含む穀物類の自給率は100%を超えていて、在来種も豊富だ。
日本だと毎食白いごはんが当たり前という人も珍しくなく主食が米なことはあまり疑いようはないが、スウェーデンの場合は、あくまで職場の人や友人知人などを観察したり、保育園のランチメニューをチェックしたりしている限りではあるが、じゃがいも一辺倒ではなく少なくとも朝昼は穀物系(パン、パスタ、オートミール)を食べてる人もけっこういる。日本における当たり前すぎて逆に存在を感じさせないほどに圧倒的存在感のある米と比べると、主食はよりvarierandeなのではという印象だ。ということで、聞かれたときは「じゃがいもが主食といえば主食やけど、小麦とかもけっこう食べるよー」とふわっと答えるのが現実に即しているような気が最近している。という勝手な考察でした。